イッテＱの放送内容変更につき、話題となっている韓国のリトルエンジェルス芸術団。
統一教会と関わりの深いこの団体が、日本の皇室にも接近していたことをご存じでしょうか？
今回はリトルエンジェルスが皇室に接近していた理由やその後についてまとめてみました！
リトルエンジェルスと皇室が一緒に映っている写真がこちら
今から約50年前、リトルエンジェルス芸術団は当時の皇太子ご夫妻（現・上皇ご夫妻）に謁見していました。
この写真は、リトルエンジェルス芸術団のホームページに現在も掲載されています。
リトルエンジェルスの日本公演をご覧になった上皇ご夫妻の様子は、当時の新聞でこのように取り上げられていました。
《皇太子ご夫妻は、秩父宮妃殿下とご一緒に、八日夜、東京・神田の共立講堂で開かれている韓国の「リトル・エンジェルス」東京公演をご覧になった。（中略）華麗な舞踊に、ご夫妻らは、盛んに拍手をおくられ、約二時間にわたって熱心に、ご覧になった》（『毎日新聞』1971年1月9日付朝刊）
引用
https://jisin.jp/koushitsu/2132089/
なぜこの謁見が実現したの？
日本政府から解散命令請求が出され、問題提起されることが多い統一教会。
そんな統一教会と関わり深いリトルエンジェルス芸術団は、なぜ上皇ご夫妻と会えたのでしょうか？
それは、統一教会による霊感商法や布教活動が問題視される前だったことが理由です。
実際に皇室や宮内庁は、統一教会による問題がメディアに取り上げられるようになってからは、一切教会関連団体と関わったことはありません。
リトルエンジェルスの狙いについて考察3選
当時、統一教会がリトルエンジェルス芸術団の日本公演や上皇ご夫妻との謁見を実現させたのは、これらの狙いがあると言われています。
権威性の獲得と正当性の強化
実はこの謁見には、安倍晋三元首相の祖父・岸信介元首相が関わっていました。
上皇ご夫妻にとって岸元首相は、皇族中に反対されていた身分差婚を結びつけてくれたキューピッド的存在です。
そんな岸元首相は、日本統一教会会長の久保木修己氏や、右翼活動家であり統一教会と関わり深い笹川良一氏と交流がありました。
「韓国の子供たちと交流を」と岸元首相から頼まれたら、上皇ご夫妻にとってはお断りになる理由がないところを狙ったのかもしれません。
この謁見は、統一教会が日本において宗教団体としての社会的信用を高めるため、皇室との接点を持つことを重要視していた可能性があります。
皇室との関係が公に認知されれば、団体の権威性が向上し、社会的な受け入れが広がると考えられたでしょう。
保守層・支持者へのアピール
日本の保守層の中には皇室を重んじる人々が多く存在します。
さらに、リトルエンジェルス芸術団が上皇ご夫妻に謁見した当時、美智子さまは女性の憧れの的でした。
統一教会と関係があるリトルエンジェルス芸術団が皇室との接触を持つことで、保守層の支持を得やすくなり、団体の影響力拡大につながると考えられた可能性があります。
国際的な影響力の強化
リトルエンジェルス芸術団は韓国の文化使節団として活動しており、日本の皇室との関係を築くことで、韓国国内や国際社会における影響力を強化しようとした可能性があります。
特に、日韓関係や統一教会の世界的な布教活動の観点から、皇室との関係を活用することで、団体の国際的な信用度を高めようとしたと考えられます。
まとめ
リトルエンジェルス芸術団が皇室とかかわりを持とうとした背景には、統一教会の戦略的な意図があったと考えられます。
こうした動きは、団体の活動をより広く展開するための戦略の一環だったのかもしれません…
解散命令請求が出されながらも、まだまだ議論が続く統一教会問題。
今後の動きにも注目が集まりそうです！
