2025年9月3日、長野県にある佐久長聖高校女子バスケ部顧問が、部員を遠征先に置き去りにしたと報道されました。
「指導者としてどうなんだ」とこの顧問に注目が集まっていますが、なぜ今回の事件を起こしたのでしょうか？
ぜひ最後までご覧ください！
佐久長聖高校女子バスケ部顧問は誰？
生徒の置き去りなどで話題になっている佐久長聖高校女子バスケ部顧問は、日本体育大学出身の小俣香奈氏と判明しています。
バスケットボールでは「ポイントガード」のポジションをしており、チームの「司令塔」として、コート上でボール運び、味方への指示出し、ゲームコントロールを行う役割を担っていました。
ハキハキして元気にチームを引っ張ってくれそうな人ですね！
このような人が、とても部員に対して蔑ろにするようには見えないのですが、何があったのでしょうか？
小俣香奈が部員置き去り事件を起こしたのはなぜ？
今回佐久長聖高校女子バスケ部で起こった部員置き去り事件について、このような要因があってのではと分析します。
「規律重視」教育観の歪み
体育・部活動文化の中には、体で覚えさせる、自己管理を徹底させるという「強さ」への美徳が潜在しています。
「挨拶をしなかった」「顧問の思うようなプレーを部員がしなかった」ことを生徒の人格や意欲の欠如と解釈し、過剰な罰として身体的・間接的苦痛を伴う指導にエスカレートした可能性があります。
自己正当化と指導責任の負担
顧問個人が「自分の指導が正しい」と信じ切ってしまっていた可能性があります。
反省はしていても、どこかで「自分の指導法には価値がある」という認識が抜けないケースもあります。
周囲の目や文化的期待
顧問は部の成績や秩序維持、保護者や学校からの評価を気にするあまり、過剰に管理的な姿勢を取りがちだった可能性があります。
「怖い存在ではいられないと指導者として失格」という思い込みが暴走を招くこともあります。
ストレスと孤立感
教員、とくに部活動顧問は勤務時間外の負担も多く、孤独感や疲労に悩まされることが多いです。
そんな中で「指導ができない」「部員を統率できない」と感じたことへの焦りが、極端な形で行動に出た可能性も否定できません。
危機感の共有・共感の欠如
顧問は自身行いに対して部員の立場に立って思考できていない可能性が高いです。
「理解者」として対応するよりも、自分の管理対象として「仕切ろう」とした結果、第三者に相談せず、孤立した対応を選んでしまった可能性があります。
佐久長聖高校女子バスケ部が再発防止のためにすべきことは？
今回の部員置き去り事件について、部員本人や部員の保護者ができる対策がこちらです。
声を上げる勇気を持つ
不安や不満があれば一人で抱え込まず、仲間や信頼できる大人に早めに相談することが大切です。
相談ルートを確認しておく
学校内の窓口だけでなく、教育委員会や第三者機関など、複数の相談先を把握しておくと安心です。
保護者同士の連携
保護者同士で情報を共有し、問題があったときに学校に対して声を合わせて伝えられる体制を整えることが効果的です。
部員本人の気持ちを尊重する
「頑張れ」と励ますだけでなく、「つらい」と言える環境を家庭でつくることが信頼関係につながります。
外部の活動も視野に入れる
無理に部活動にこだわらず、地域クラブや別の環境でスポーツを続ける選択肢を持つことも安心材料になります。
まとめ
- 今回の置き去り事件は、教員の過剰な規律意識やストレス、共感の欠如が背景にあった。
- 再発防止には第三者のチェック体制や相談窓口、教員へのサポートが必要。
- 部員や保護者は声を上げられる環境を整え、家庭や仲間で支え合うことが大切。
